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血液検査
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⦿血液検査
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・肝臓系の検査
 ①総タンパク
 
血液中の総たんぱくの量を表します。

 数値が低い場合は栄養障害、ネフローゼ症候群、がんなど、高い場合は多発性骨髄腫、慢性炎症、脱水などが疑われます。
  
・異常 6.1以下 要注意 6.2-6.4 基準範囲 6.5-7.9 要注意 8.0-8.3 異常 8.4以上 (単位 g/dL)
 ②アルブミン
 血液蛋白のうちで最も多く含まれるのがアルブミンです。
 アルブミンは肝臓で合成されます。 肝臓障害、栄養不足、ネフローゼ症候群などで減少します。
  
・基準範囲 3.9以上 要注意 3.7-3.8 異常 3.6以下 (単位 g/dL)
 ③AST(GOT)・ALT(GPT)
 AST(GOTともいう)は、心臓、筋肉、肝臓に多く存在する酵素です。ALT(GPTともいう)は肝臓に多く存在する酵素です。
 数値が高い場合は急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肝臓がん、アルコール性肝炎などが疑われます。
  
・AST 基準範囲 30以下 要注意 31-50 異常 51以上 (単位 U/L) ※GOTのみが高い場合は心筋梗塞、筋肉疾患などが考えられます。
  ・ALT 基準範囲 30以下 要注意 31-50 異常 51以上 (単位 U/L) 
 ③γ-GTP
 γ-GTPは、肝臓や胆道に異常があると血液中の数値が上昇します。
 数値が高い場合は、アルコール性肝障害、慢性肝炎、胆汁うっ滞、薬剤性肝障害が疑われます。
  
・基準範囲 50以下 要注意 51-100 異常 1011以上 (単位 U/L)

・腎臓系の検査
 ①クレアチニン
 アミノ酸の一種であるクレアチンが代謝されたあとの老廃物です。筋肉量が多いほどその量も多くなるため、基準範囲に男女差があります。
 
腎臓でろ過されて尿中に排泄されます。数値が高いと、腎臓の機能が低下していることを意味します。
  
・男性 基準範囲 1.00以下 要注意 1.01-1.29 異常 1.30以上
  ・女性 基準範囲 0.70以下 要注意 0.71-0.99 異常 1.00以上 (単位 mg/dL)
 ②eGFR
 クレアチニンより精度の高い腎臓機能の指標です。クレアチニン値を性別、年齢で補正して算出します。
 
数値が低いと腎臓の機能が低下していることを意味します。
  ・基準範囲 60.0以上 要注意 45.0-59.9 異常 44.9以下 (単位 mL/分/1.73㎡)
 ③尿酸
 尿酸は、たんぱく質の一種であるプリン体という物質が代謝された後の残りかすのようなものです。
 
この検査では尿酸の産生・排泄のバランスがとれているかどうかを調べます。
 
高い数値の場合は、高尿酸血症といいます。高い状態が続くと、結晶として関節に蓄積していき、突然関節痛を起こします。
 これを
痛風発作といいます。また、尿路結石も作られやすくなります。
  ・要注意 2.0以下 基準範囲 2.1-7.0以上 要注意 7.1-8.9 異常 9.0以上 (単位 mg/dL)

・脂質系の検査
 ①HDLコレステロール
 善玉コレステロールと呼ばれるものです。血液中の悪玉コレステロールを回収します。少ないと、動脈硬化の危険性が高くなります。
 
数値が低いと、脂質代謝異常、動脈硬化が疑われます。
  ・異常 34以下 要注意 35-39 基準範囲 40以上 (単位 mg/dL)
 ②LDLコレステロール
 
悪玉コレステロールとよばれるものです。
 
LDLコレステロールが多すぎると血管壁に蓄積して動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険性を高めます。
  ・異常 59以下 基準範囲 60-119 要注意 120-179 異常 180以上 (単位 mg/dL)
 ③中性脂肪
 体内の中でもっとも多い脂肪で、糖質がエネルギーとして脂肪に変化したものです。数値が高いと動脈硬化を進行させます。
 
低いと、低βリポたんぱく血症、低栄養などが疑われます。
  ・異常29以下 基準範囲 30-149 要注意 150-499 異常 500以上 (単位 mg/dL)
 ④Non-HDLコレステロール
 Non-HDLコレステロールは、すべての動脈硬化を引きおこすコレステロールを表します。
 
LDLコレステロールだけでなく、中性脂肪が豊富なリポ蛋白、脂質代謝異常により出現するレムナント(残り物)などを含み、動脈硬化のリスクを
 総合的に管理できる指標です。
数値が高いと、動脈硬化、脂質代謝異常、甲状腺機能低下症、家族性高脂血症などが疑われます。低い場合は、栄養吸収
 障害、低βリポたんぱく血症、肝硬変
などが疑われます。
  ・異常89以下 基準範囲 90-149 要注意 150-209 異常 210以上 (単位 mg/dL)

・糖代謝系の検査
 ①血糖値
 
糖とは血液中のブドウ糖のことで、エネルギー源として全身に利用されます。測定された数値により、ブドウ糖がエネルギー源として適切に利用
 されているかがわかります。
数値が高い場合は、糖尿病、膵臓癌、ホルモン異常が疑われます。
  ・基準範囲* 99以下 要注意 100-125 異常 126以上 (単位 mg/dL)
  (基準範囲*は、将来、脳・心血管疾患発症しうる可能性を考慮した値です)
 ②HbA1c
 HbA1c(ヘモグロビン・エーワン・シー)は、過去1~2ヶ月の血糖の平均的な状態を反映するため、糖尿病のコントロールの状態がわかります。
 
また、空腹時血糖(FPG)が126mg/dL以上かつHbA1c 6.5%以上なら糖尿病と判断します。
  ・基準範囲* 5.5以下 要注意 5.6-6.4 異常 6.5以上 (単位 %)
  (基準範囲*は、将来、脳・心血管疾患発症しうる可能性を考慮した値です)

・血液一般系の検査
 ①赤血球
 
赤血球は肺で取り入れた酸素を全身に運び、不要となった二酸化炭素を回収して肺へ送る役目を担っています。
 
赤血球の数が多すぎれば多血症、少なすぎれば貧血が疑われます。
 ②血色素(Hb)ヘモグロビン
 血色素とは赤血球に含まれるヘムたんぱく質で、酸素の運搬役を果たします。減少している場合、鉄欠乏性貧血などが考えられます。
  ・男性 異常 12.0以下 要注意 12.1-13.0 基準範囲 13.1-16.3 要注意 16.4-18.0 異常 18.1以上
  ・女性 異常 11.0以下 要注意  11.1-12.0 基準範囲 12.1-14.5 要注意 14.6-16.0 異常 16.1以上 (単位 g/dL)
 ③ヘマトクリット
 
血液全体に占める赤血球の割合をヘマトクリットといいます。数値が低ければ鉄欠乏性貧血などが疑われ、高ければ多血症、脱水などが考えられます。
 赤血球の数が多すぎれば多血症、少なすぎれば貧血が疑われます。
 ④MCV・MCH・MCHC
 MCVは赤血球の体積を表します。
 
MCHは赤血球に含まれる血色素量を表します。
 
MCHC赤血球体積に対する血色素量の割合を示します。
 
MCVの数値が高いと、ビタミンB12欠乏性貧血、葉酸欠乏性貧血、過剰飲酒が疑われます。低いと、鉄欠乏性貧血、慢性炎症にともなう貧血が疑われます。
 ⑤白血球
 
白血球は細菌などから体を守る働きをしています。数値が高い場合は細菌感染症にかかっているか、炎症、腫瘍の存在が疑われますが、どこの部位で発生し
 ているかはわかりません。たばこを吸っている人は高値となります。
少ない場合は、ウィルス感染症、薬物アレルギー、再生不良性貧血などが疑われます。
  ・異常 3.0以下 基準範囲 3.1-8.4 要注意 8.5.-9.9 異常 10.0以上 (単位 10³/μL)
 ⑥血小板(PLT)
 血小板は、出血したとき、その部分に粘着して出血を止める役割を果たしています。
 
数値が高い場合は血小板血症、鉄欠乏性貧血などが疑われ、低い場合は再生不良性貧血などの骨髄での生産の低下、特発性血小板減少性紫斑病などの体の
 組織での亢進、
肝硬変などの脾臓でのプーリングが考えられます。
  
・異常 9.9以下 要注意  10.0-14.4 基準範囲 14.5-32.9 要注意 33.0-39.9 異常 40.0以上 (単位 10⁴/μL)



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